2010年1月17日日曜日

独裁者とオリンピック

第四集ヒトラーの回に出てくるベルリンオリンピック。独裁者が権力誇示のために五輪を利用した典型と言われる。昨年10月の2016年開催地選考の際まことしやかにささやかれていたが、私も、今ではこのくだりをみるとあの高慢な知事の顔が思い浮かぶようになった。ただし、独裁者は天才的でないとね。空前のハイパーインフレをわずかな期間で回復させてみせた前者と、ずさんな経営の必要かどうかも不明な銀行を作った後者と。決定的な違いはそこだったかもしれませんね。五輪落選には心からほっとしたものだ。

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ところでその昨年10月、開催地最終選考の生中継というものをはじめてTVで観た。マニラにいたので、BBCとCNNを交互に回して見ていたのだが、どちらもその日は随分と長い特番を組み、思った以上の気合の入り様だった。一大イベントなのね。投票の手続きなんて、ほとんど儀式のようだった。

全部で3回あるうちの1回目(シカゴ落選)と2回目(東京落選)は投票開始から結果発表まで1分とか2分というペース。あっさりと落選都市が読み上げられるため、一瞬何が起きたか分からないうちに何百億と金をかけた招致キャンペーンの敗北が告げられる(シカゴの時なんか私はともかく、BBCのアナウンサーまで自分が聞き間違えたのではないかと一瞬言葉に詰まっていた。)かと思えば、最後の3回目の投票結果は、瞬時に結果が出ているにもかかわらず、なぜか発表は1時間後と引っ張る。火曜サスペンス劇場なら、この空白の1時間を利用して封筒の中身を入れ替えようと企むな。きっと。

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