2011年6月4日土曜日

グレード5

遂に禁断のナイルでラフティングを体験した。川には難易度ごとに1から6のグレード(世界共通)があるそうだ。ネット上で見つけた説明によると、



グレード1
障害物がなく、さざ波程度の早瀬がある。

グレード2
テクニカルな早瀬があり、ラフトを操作する必要がある。

グレード3
適度な急流があり、継続して操船する必要がある。

グレード4
激流があり、確実な操船能力と高度なテクニックが必要。
ラフティング未経験者が 参加できる最大のグレード。

グレード5
複雑な激流があり、非常に高度なテクニックが要求される。
コマーシャルラフティングが行える最大のグレード。

グレード6
極めて難しい激流があり、船行は不可能に近く、非常に危険。



ということで、日本で出来るラフティングは最大でもグレード4なのだそう。昨日挑んだナイルのグレードは、一番最初の滝が最も低いグレードでグレード4という恐ろしいコース。あとはグレード5のオンパレードで、さすがにグレード6の箇所は陸に上がり徒歩で移動したが、当たり前のように落水し、住血吸虫の棲む川の水をがぶ飲みした…

恐怖は、滝つぼに落ちること。まず、どっちが上(水面)なのかが分からない。息が苦しくなるまでその状態が続き、マズイ――と焦りが沸いてくる。それでもどちらが上か分からない。視界は薄暗いままだった。この間、20-30秒くらいだったかなあ。もっと短かったかもしれないが、最終的に視界に白い光が現れてそれが水面だと分かるまで、パニックになるなと言う方が難しい。帰ってグレードについて調べたら、案の定、グレード5は初心者向きではないって書いてあるし…そりゃそうやわ…この安全基準のゆるさも海外なればこそやろうけどさ。

水面から顔を出してゲホッゲホッと水を吐き出し、ラフトに引き上げられて初めて後ろを振り返った。滝つぼにラフトが落ちていくところで落水し、引き上げられたのは滝つぼを抜けた辺りだった。距離にして20-30mだろうか。水面に顔を出そうと必死に上へもがいても上がれなかったのは、水流が早過ぎて頭を抑えつけるような格好になったからかな、などと思いつつ、どうすればこのリスクをコントロールできるかを考えてみたが、全く想像もつかない。次の滝からは漕ぐのを放棄してラフトにしがみつくことに専念し、何とか滝つぼでの落水はこの一度で済んだ。

――落水さえしなければ、目の前から2-3mはある壁のような波をかぶったり、落差のある段差を空中に放り出されるようにして一気に駆け下りたり、流れが緩やかなところでは珍しそうな鳥がそこかしこに見られてリバーカヤックのようなのんびり気分を味わえたり――と、それなりに楽しいとは思うのだが。リスク・コントロールできない後味の悪さはぬぐいきれない。自然相手の時はなおさら致命的だと分かっているだけに…

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