ビジネススクールの授業で一つ感心するのは、異なる科目の教授同士が互いの授業内容や進度を把握しており、学生が理解しやすい順番で学習できるよう、時には調整し合っていることだ。
たとえば、『統計』の授業で標準偏差や共分散を習ってから『コーポレートファイナンス』の授業でポートフォリオ理論を学べるようになっていたり、『ストラテジー』の授業でPricingが専門の教授から価格差別のセオリーを学んだ後に『マーケティング』の授業で実際の具体例についてレポートを書かせたり、などである。日本の母校の授業ではそれぞれの教授が良くも悪くも好き勝手にしゃべっていたので、大学院レベルで綿密に編み上げられたカリキュラムというのは間違いなく新鮮だった。
ただし、この連携プレーは取りも直さず、苦手科目がいつまでも追いかけてくるということでもある。前学期にやっとの思いで単位を取った『会計』や『統計』が、今学期のModelingやValuationの授業にちょいちょい顔を出してくる。教授も前学期の必修科目の内容は当然理解しているはずという前提でしゃべるから、授業中、忘れかけていた苦手ワードが突然出てきてアタフタする、なんてことも少なからずあるわけだ。
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