山陽新幹線の車内販売で、お味噌汁やクラムチャウダーなど、温かい汁物が提供されるようになるそうだ。一方、ほぼ同時期の別のニュースではJR東日本管内の新幹線や特急の一部で車内販売が終了すると出ていた。どちらも、駅ナカやコンビニの充実に押され、車内販売の実績が落ちていることが原因だが、両者の対応が見事に真反対で興味深い。
これ、ミクロ経済学で習うSubstituteとComplementの例としてピッタリである。コーヒーと紅茶、鉄道と飛行機、石油と石炭のように一方が売れると他方は売れない、いわばライバルみたいな関係をSubstitute(代替財)という。これに対し、パンとバター、コーヒーと砂糖、車とガソリンなど、両方セットで売り上げが伸びる関係をComplement(補完財)と呼ぶ。
車内販売の弁当が売れないという状況に対し、山陽新幹線は駅ナカやコンビニでお弁当を買った人に「ついでに」買ってもらえるよう汁物をComplementとして提供する道を選んだ。これに対し、JR東日本はおそらく、車内販売が駅ナカやコンビニのSubstituteであるという発想から離れることが出来ず、撤退の道へと進んだ。はたして山陽新幹線のみそ汁と駅ナカ・コンビニのお弁当類の売上に正の相関は生じるのか、続報が気になるところだ。
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