2015年4月28日火曜日

日本流

日本の消費者がここのところのマクドナルドに対して抱くようになった不信感なり嫌悪感は多分、たとえダダ混みのレストランで長蛇の列であろうとピーク時以外は頑なに追加のレジを開けようとしないディズニーランドへのそれと似たものであり、それが違和感であり続ける限りアメリカ暮らしに馴染むのは難しい。

今までも何度か書いたが、アメリカ流のいい経営というのは、低コスト・低品質をできるだけ高く売ることであり、結果生じる不便さは消費者に押し付けるのが一般的だ。だからたとえば、北米育ちの日本マクドナルドの現社長などは、日本の消費者がどうしてこんなに怒っているのか、理屈はともかく実感としては分からないのだろうと思う。


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日本は現状、高コスト・高品質を低価格で売るモデルが一般的かと思う。その結果生じる回収できないコストは、サービス残業に代表されるような労働者の負担でカバーされている。しかし今後目指すべきは、高付加価値の財・サービスを、コスト回収可能な価格で海外に売り込むモデルだと思う。国内市場はいずれ縮小するばかりだし、低品質・高価格に馴らされた外国人なら、日本のクオリティの高さにもっとずっとお金を積んでくれるはずだからだ。勿論、適正な価格設定でコスト回収することが定着すれば、労働者の理不尽な負担の軽減にもつながる。


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マクドナルド減益のニュースを見て、私がここで抱いた違和感はジャパン・クオリティが身に沁みついているからこそのものだったんだと証明されたみたいで、少し安心した。


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